子どもの便秘
子どもの便秘
当院では腹部エコーを用いて、腸内にどのくらい便がたまっているかを確認していきます。放射線を使わない検査ですので体に負担はなく、小さなお子さまにも安心して行うことができます。エコーで“見える化”することで、ご家族にも分かりやすく説明でき、治療の方針を一緒に考えていくことができます。
いつ・どのくらいの量の・どんな硬さの便が出たのかを私たちに教えてください。「毎日出ている」と言っても十分な排便とは言えない場合があります。日々の排便状況を知ることが、より良い診療のためにとても大切です。
以下の排便日誌をご案内しています。院内にもご用意しておりますので、ご希望の方は、どうぞ気軽にお申し付けください。
日々の便の状態が分かるように、スマートフォンなどで写真を撮っていただけると診療の参考になります。ご負担のない範囲で構いませんので、よろしくお願いします。
便秘は子どものおよそ10%に見られる一般的な症状です。
代表的な訴えとしては
などが挙げられます。
長期にわたって日常生活や社会生活に影響をおよぼす場合もあります。
便秘の治療法はさまざまありますが、当院ではお子さまや保護者の方と話し合いながら、一人ひとりに合った治療法をご提案いたします。
「たかが便秘」と放置してしまいがちですが、子どもたちは我慢をする癖がついてしまったり排便に対する恐怖感を持ってしまうことで、治療が困難になっていきます。すっきり排便できていない、排便のたびに苦しそうだと感じる場合は、早めに当院へ相談ください。
多くの場合、便秘は腸や全身に明らかな原因のない「機能性便秘」であり、食事や運動などの生活習慣の影響を受けて起こります。便秘になりやすい時期として、離乳食開始時期、トイレトレーニング開始時期、環境の変化する入園・入学が挙げられます。
乳児期には離乳食の開始によって便の硬さが変化し、トイレトレーニング期は排便姿勢が変わるため排便を我慢することがあります。さらに、幼稚園や小学校への入園・入学をきっかけとした環境の変化も、排便を我慢する要因となります。
便秘治療の基本は、日常生活を見直し排便のリズムを取り戻すことです。朝起きる時間、寝る時間、ご飯を食べる時間を決めて規則正しい生活習慣を作るようにしましょう。また、トイレを我慢すると便秘が更に悪化することがあるため、子どもが便意を感じた際は、はやめにトイレへ連れて行ってあげてください。
当院では必要に応じて、薬による便秘治療も行います。便秘薬や浣腸で直腸に溜まった便をしっかりと除去した上で、お薬を使用しながら日々の生活習慣、食習慣、排便習慣を見直し、最終的にはお薬なしで自然と排便できるようになることを目指します。
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